暑い日が続いていたある曇りの日、少しだけ涼しさを感じた午前中にAさん、Bさんを誘って散歩へと出かけた。Aさんは最近足に少しだけ不安があるので何時でも休めるようにと車いすを押しながら、またBさんは職員と手を繋いで散歩が始まった・・・ Aさんは、とても陽気に声を出しながら徐々にテンションが上がり始めた。それとともに車椅子のスピードもどんどん上がる!! 慌てて職員が車椅子を押さえてスピードをコントロールするがテンションの上がったAさんは「ウオー!!ハハハ~」と満面の笑み(^O^/~ 押し続けるその勢いは止まらず、コントロールする職員の手にも力が入る(・・;)・・・。一方Bさんは周りの風景や路上を見ながら歩いていた。 しばらく歩いて保育園の前にさしかかった時、建物の陰で涼んでいた園児達から元気な声で「こんにちは~!!」と声が掛かる。すると「こんにちは・・」とBさん。可愛い園児達に優しい笑みで手を振っていました。 園児達と別れた後二人の体力が無くならないうちに引き返そうとUターンした時、職員にもっと先へ行きたいと繋いだ手を振り払い進もうとしたBさんだったが、職員に促されると渋々帰り道を歩き出した・・・。
一方Aさんは、好きだったはずの子供達には興味がない様子、他の処へ気持ちが向いてそわそわ落ち着かない様子で歩き出した。 しかしその足元はふらつき不安定だったので車椅子へ・・・しかしまだ歩きたいと拒むAさん。 何とか車椅子に乗って頂けた後Bさんが押して歩き出す。 少したった頃、訝しげだったさっきまでとは違い「もっとスピードを出して!」と言わんばかりのAさん、何度も体を前へ揺り動かし、車椅子からずり落ちそうなほどアピールするその姿は、疲れも見えず楽しそうでした。 暑い間は外出の機会も限られますが、少しずつ距離を延ばし次に来る季節に備えたいと思います。
~ちなみに、帰館後のお二入はとてもお疲れの様で、昼食後にうとうと居眠り(-。- )zzz・・・ しかし二人ともその後復活!元気に館内を歩いていました~
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- こうえい会・職員の一言 [Vol.006]