朝夕めっきり寒くなり、先日は北海道でも初雪の知らせがありました。施設でも急遽冬支度をしています。夏の間、楽しみにしていた野菜やお花が次々と終わりを告げています。入居者さんはデッキに出ると「もう野菜は終わりだね。」「もうトマトも赤くならんね。」「寂しいね」という声が聞こえてきます。先月後半から新しく入居された方がおりますが、入居した頃は勝手がわからず少し不安な様子もありましたが、ほぼ一ヶ月となり、今ではリビングで他の入居者さんと一緒にTVを見ながら昔話で盛り上がったり、大好きな歌番組を２、３人で見ては「懐かしい人出てきた」とか「この歌大好き」「あなたは？」などとすっかり皆様と仲良く楽しそうにしている姿を見ていると、私たち職員もとても安心しています。今月に入り、寒暖差のためか、風邪をひかれた方がおりました。はじめの数日は熱も高く、元気もありませんでしたが、熱も微熱位になり、元気になると「父さん帰ってきたかい？」「娘はご飯食べた？」「息子はどこに行った？」　何歳になっても妻であり、母であり、もうすっかり大人であるご家族の方の心配をされるやさしい姿を見ていると「心温まる」というか「ほっこり」とした気持ちになりました。そして自分も祖母に逢いたい気持ちでいっぱいになっていました。これからますます寒くなりますが、インフルエンザの予防接種や手洗い、うがいに注意し、入居者さんも職員もインフルエンザ、風邪などひかぬよう予防につとめていきたいと思っております。