こうえい会・施設長の一言 2017年1月号より[Vol.001]

■2017年もどうぞよろしくお願いいたします。
 年が明け、世の中は動きはじめました。今年はどんな年になるのかと期待と不安でいつも思います。今月も映画のネタで。今から40年前、1977年(昭和52年)世界を驚かせる映画が上映される。頭の上から突然巨大な宇宙船が現れ、観客の多くは首をスッ込めた。当時は見たことも無い斬新な映像で、ストーリーも十分にハラハラドキドキの内容だった。ルーカス監督は日本の黒沢明ファンで、黒沢映画からモチーフを得たという。さもありなん。道理で面白いはずだ。美しい姫を救い出す。旅の途中で仲間が増え、巨大な敵に立ち向かう。絶体絶命ギリギリの所で逆転大勝利。老いも若きも拍手喝采。映画における新しい歴史の始まりの瞬間だった。・・・やがて時は過ぎ、2016年クリスマス直前。小さな記事が小さく世界に流れる。キャリー・フィッシャーさんと言う女優が倒れ、病院に搬送されたという。映画「スターウォーズ」のレイア姫を演じた女優さんだ。家族は心配していたが、27日に亡くなった。翌日に愛する娘を亡くしたショックからだろうか母親が後を追う様に亡くなった。二人の病名、経緯は詳細には分からないが、愛する者を失うショックがどれ程大きいかと言う事を改めて強く心に焼き付ける記事だった。年頭のおめでたいときにこの内容が果たして・・・?とも思うが、母親の大きな愛を多くの人が感じたのではないだろうかと思う。彼女は娘が有名になり富や名声等多くのものを手に入れ、やがて心が病んでいくという様を見ていたのだろうか。家族しか知り得ない葛藤と愛憎があったのかも知れない。我々には分からないが「娘の所へ行きたい」という願いを叶えてしまう程の強い思いが、誰もが戸惑う程の記事として再度世界を駆け巡る。家族の数だけ家族の形、関係性、感情があることは介護をして強く思うことだ。私達は入居者さん達の家族との関係での愛情や確執を見、やがて迎える最期で数十年言えなかった言葉を言ったり、聞いたりして関係性が癒やされていく場面にも立ち会った。愛というものは目に見えないが私達全てに必要な、なくては生きていけないものだ。この記事から読み取れる、人が人を思う心にこそ2017年を生きていく力があるのではないかと、そう年頭に思うのです。

photo旭川グループホームこうえい会

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