こうえい会・施設長の一言 2021年1月号より[Vol.006]

■2021年明けましておめでとうございます。
昨年は世界中が同じ言葉と、同じ内容の会話をしていた年で、人類史上初と言っても良いと思う。そして今年はコロナにより世界同時に経済と衛生と機会の差が更に広がる格差拡大元年となる可能性も秘めている。新年早々穏やかな話題ではないが、これらの問題の根本は何だろうかと考える。それが分かればノーベル賞ものだとも言われるのだが・・・。 多分それはほんの少数のみが最初に気づき警告し、ただしその時は決してメジャーにならず、後になって「そういうことか!」と理解が広まるいつものパターン。少数のアントレプレナー、イノベーター、アーリーアダプター達がいる。彼らの膨大な知識、その都度の問題とそのバックグランドの分析、問題が小さいうちに感じ取る「気づき」、本質そのものに対する興味関心、そして行動する勇気。研ぎ澄まされた感性の持ち主はどの分野の中にもわずかずついる。その声は決して大きくはないが、静かに、その人から協力者へ、家族へ、子ども達へと広がっていく。その人は目立たないが、しっかりと仕事をする。怒りや恨み等の感情に揺られず、噂や聞きかじりの知識に惑わされない。多くの人は変化した問題に対して、以前に成功した戦略で解決しようとする。結果は誰の目にも明らか。でもその人は的を射るように物事を見抜き、嘲りと嘲笑の中で黙々と手を動かし、無視と無理解の中で声を上げ続け、そして乾いた大地に水がほとばしる。
進行を止められない認知症という病(やまい)。2021年も一つずつ段階は進む。静かに、確実に、その人を蝕んでいく。グループホームはその病を少しでも和らげ、痛みを理解し、心配し続ける。入居者さんに笑顔がでるとホッとし、嬉しさと冷静な分析力でその歩みを止めない。
2021年初頭に思うことは数多いが、12ヶ月を過ぎた時に何が選ばれ、残るのか。「必然」というものすごい力でふるいに掛けられる世の中。己を知り、相手を知り、己を変え、成長し続ける歩みでありたい。

photo旭川グループホームこうえい会

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