ある穏やかな昼下がり、職員の髪をさわりながら、Ａさん「あんた髪染めているのかい？」職員「そうですよ、髪も多いし…。」Ａさん「ダメ、ダメだよ、みっともない。病気になるよ。年取ったら自然にこうなるんだから、年取ったら染めなさい。」職員が少々困っていると、Ｂさん「何言ってんだ。女は何歳になっても、おしゃれするもんだ。」Ａさん「わしの若い頃そんな人いなかったよ。」と、それはかわいい孫のように思う職員を気づかっての言葉でした。見ていてとても微笑ましく嬉しく思いました。その後もＡさんが中心となり、楽しい話をしていると、一人二人と集まって来て、普段物静かなＣさんＤさんも目を丸くして入居者さん、職員の会話を嬉しそうに聞かれていました。いつしか先日行った氷像見学の話題になり、感想をお聞きすると、Ａさん「昔、子供達連れて行ったけどあれは若い者のもんだな。年寄りにはちょっとな。」Ｂさん「そんなことないよ。きれいで良かったよ。」とそれぞれ思いは違ったようですが、車で出掛けられた事がとても嬉しかったようです。これからも笑顔あふれる日々を多く過ごして頂けるよう頑張りたいと思います。