気が付けばもう半年が過ぎていた。ついこの間、おめでとうございますと挨拶を交わし新年を迎えた記憶が新しいまま脳裏に残っている。
ふとこの半年、何をして過ごしていたのか思い浮かべてみた。小生にとっては激動の半年であったのである。人生で四度目の引っ越しをしたのである。五十過ぎての引っ越しは、想像以上にヘビーであった。いまだに身体の一部に痛みがあり、財布の中身もイタイ状態だ。残りの半年を掛け修復しようと心に誓った。
施設もドタバタしながらの半年だった。退去される利用者さん、新しい利用者さんの入居、入退院、小生と一緒で荷物の出し入れが目まぐるしい半年だった。利用者さん達も、今日はあの人がいない、今日は見知らぬ方が隣に座っていると、落ち着かなかったと思う。そこで小生、またふと思ったことがあった。新しい利用者さんが入られると、まず、なじみの関係を構築しようと色々な方向からアプローチしその方を知ろうとする。職員として当然の行動である。同時に、利用者さんどうしの関係を築くべく橋渡しの役割を忘れていたことに気付かされた。短い時間であったかもしれないが、同じ屋根の下で暮らした者同士、親しい関係に導いてあげられなかったことに。反省、反省・・・・
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- こうえい会・職員の一言 [Vol.058]